お弁当を食べる様子を考査する「お弁当考査は」、数は少ないものの横浜雙葉小学校をはじめとする特定の学校で実施されます。ふだん保育園などでお弁当を持参する必要がない家庭では、どのように用意すればよいのか心配ですよね。この記事では、「お弁当考査」の対策についてご説明します。
「お弁当考査」で見られるポイント
お弁当のメニューをみて、栄養バランスが考えられている食事か、子どもに好き嫌いはさせていないかという家庭の方針がチェックされます。
重要なのは食べ方で、お箸を振り回したり、口に食べ物をいれて話したりしていないか、お弁当を残さず綺麗に食べられるかなどの子どもの様子も見られます。
また、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶ができるか、食事中にお友達と和やかに過ごせるかなども考査の対象になります。
どんなお弁当箱がよい?
キャラクターものなどは避けて、水色などさわやかな印象のシンプルなお弁当箱にしましょう。ファミリアのお弁当箱は、お受験ママに人気です。小さくて試験中におなかがすいてしまったり、大きすぎて食べ切れなかったりということがないように、ふだんからお子さんのたべられる量を把握して準備しましょう。お子さんが無理なく食べきれるように、ちょうどより気持ち少なめのほうが無難かもしれません。
お弁当のおかずはなにがよい?
赤、黄色、緑、白、茶色と彩りがよく、肉、魚、野菜、主食のバランスがよいお弁当にしましょう。例えば、小さく切ったミニトマト(赤)、卵焼き(黄色)、緑(ブロッコリーのソテー)、白(ごはん)、きんぴら、ハンバーグ(茶色)といった具合です。
わが家が通っていた幼児教室の先生のアドバイスでは、きんぴらなど何かしら根菜のおかずが入っていると、きちんと和食のよさを伝えているとして印象がよいそうです。
気をつけたほうがよいこと
お箸でつかみやすいメニューにしましょう。そのため、おにぎりよりはごはんをそのままつめたほうがよいです。食べやすいようにピックや爪楊枝におかずをさしたものも、食べる際にうっかり握り箸をしてしまうこともありますし、お箸で食べたほうが印象がよいので、避けたほうがよいでしょう。すべりやすいものにも注意です。例えばミニトマトをつめるときには、半分にカットしてつかみやすくしてあげましょう。
受験経験者から一言
子どもは保育園に通っていましたので、ふだんは給食をいただいており、お弁当になれてもらうために、直前期には家での食事をお弁当箱につめて練習しました。使い慣れたお弁当箱だと、子どもも安心して試験にのぞめるようです。
最後に
「お弁当考査」は気が重いと感じられるかもしれませんが、私立はお弁当の学校が多いので、入学後も毎日お弁当をつくることになります。親子ともに慣れるチャンスと考えて、楽しんで試験にのぞみましょう。