小学校受験の準備は、早い家庭では年少からはじめますので、長丁場となります。最初は楽しく幼児教室に通っていた子どもも、途中で飽きてしまうことや、受験をしないお友達がやっている遊びや習いごとに興味を示すこともあるでしょう。そんなとき、パパやママはどのように子どもに接して、お受験へのモチベーションを維持回復させるべきなのでしょうか。
子どもの様子をよく観察してみよう
モチベーションがあがらない理由といっても、子どもによってさまざまなものがあります。
座ってペーパーを解くよりも、外で駆け回りたい活発なタイプのお子さんであれば、退屈しているかもしれませんし、デリケートなタイプのお子さんであれば、テストで失敗して先生やママにがっかりされることを怖がっているのかもしれません。
原因をよくみれば、解決策が見えてくることもあります。たとえば、外で遊びたくてうずうずしているお子さんであれば、ご褒美に1日だけ遊園地に連れて行ってあげる、また日常でも時間を決めて遊ばせるなど、メリハリをもってお受験準備に取り組ませることで集中力が戻るかもしれません。
デリケートタイプのお子さんは「間違えても大丈夫」「あなたならできる」と繰り返し伝え、自信をつけさせることで、安心して勉強に取り組めるでしょう。
ママは女優になりきって
毎日ペーパーを解くように教室の先生から言われているのにもかかわらず、全くやらない子どもに、イライラして怒りたくなってしまうときもありますよね。しかし、ここで怒ってしまうと、子どもはより一層モチベーションをなくすこともあります。
イライラは少し置いておき、女優になったつもりで、子どもを優しく持ち上げてみたり、競争心が強い子どもなら順調なときでもあえて少し発破をかけてみたり、本心とは違っても子どもの目線になって導いてあげましょう。
一緒に楽しむという姿勢も大事
小学校のお受験は、運動、遊び、制作など遊びの延長で子どもの素質を見るという要素が大きいです。子どもはママと遊ぶことが何よりも好きですので、親子で楽しんで制作などに取り組んでみてもよいでしょう。楽しい、もっとやりたいというプラスの気持ちが、子どもの明日へのやる気につながります。
受験経験者からの一言
わが家は好奇心旺盛なタイプでしたので、自らお教室に行きたがる子どもでした。しかし、その分ほかのことに気をとられやすく、自宅学習などは嫌がる傾向にありました。こうした場合はまずは無理強いせず、好きなアニメ番組を一定時間みさせてあげて、そのあとで一緒に取り組むようにして乗り切りました。
最後に
小学校受験は親と子の二人三脚といえます。子どものモチベーションが下がったときこそ、名コーチとしての親の出番です。ぜひ一緒に頑張って、合格を勝ち取ってくださいね。