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英語の早期教育:英語絵本の読み聞かせ

2歳児からの英語学習。おすすめの英語絵本10選

2歳児からの英語学習。おすすめの英語絵本10選

2人のお子さんの早期教育を実践されているカルロスさん。英語教育も2歳からスタートし、5歳の長男はディズニー映画を字幕なしで観られるほどだとか。今回はカルロスさんに、読み聞かせにおすすめの英語絵本10冊を紹介してもらいます。

2歳半から英語絵本の読み聞かせを開始

日本語の習得の順序と同じで、英語の基本であるアルファベットの習得がすみ、英単語にも慣れ親しんできた頃合いを見計らって、英語絵本の読み聞かせを始めました。だいたい、2歳半くらいだったと思います。

英語を読み聞かせることができるのかと不安に思うかもしれませんが、心配いりません。そもそも最初に親しむ英語は短い文章ですので比較的簡単に読むことができます。

自分の発音に自信がない場合でも、構わず読み聞かせてしまいましょう。もちろん、自分でも学び直してある程度正しい発音で読み聞かせる必要はありますが、英語絵本の中にはCDつきのものもあるので、正しい発音はそこから学び取ってくれれば、と考えて問題ありません。

それではわが家で実際に使っていた英語絵本を紹介したいと思います。

CTP絵本

英語教材ではかなり有名な絵本教材です。 アメリカのCreative Teaching Press社のLearn to Read シリーズの絵本で、アメリカの幼稚園児から小学生向けの国語教材として使われているものです。

1冊10ページ程度と短い時間で読むことができ、内容も面白いのでおすすめです。また、1冊が薄いので保管場所にも困りません。朗読CDも付属しており、チャンツもあるので聞いていて楽しいです。わが家では車の中でCDを流しっぱなしにしていました。

Clliford the Big Red Dog

アメリカの児童文学作家ノーマン・ブリッドウェルが1963年から発表し始めた児童文学作品で、ものすごく大きな犬クリフォードと飼い主、そしてそのまわりの人々を描いた作品です。

アメリカではアニメや映画にもなっており、幼稚園児でも楽しむことができる絵本です。10ページ程度とすぐに読み終わるので、集中する時間が短くてすみ重宝しました。また、主人公の大きい赤い犬が可愛いので、子どもも絵に興味を持ちやすく使いやすかったです。

Curious George AROUND TOWN

日本の絵本、アニメでもおなじみの「おさるのジョージ」の英語絵本です。NHK教育番組のジョージよりも少し古いタッチの絵になっています。「おさるのジョージ」シリーズは、たくさん出版されているのですが、ストーリー性があって、幼稚園児でも楽しめる絵本は、このセットだと思います

フォニックスを学びたいというのであれば、"Curious George Curious About Phonics 12 Book Set"というものもあります。

Sight Word Readers Parent Pack: Learning the First 50 Sight Words is a Snap!

これはサイトワードを学ぶための絵本です。サイトワードとはよく目にする単語、頻出単語という意味もあり、英語圏で生活するうえで当然、知っていなければいけない単語のことです。

この単語はフォニックスや単語自身から意味を類推することが難しいので、一目見ただけで、つまりSight(見る)だけで分からなくてはならない単語になります。例えば"a", "the", "have", "get", "this", "he"などがサイトワードの一例になります。早い話、英単語の基本の基本という位置づけになります

正直、ストーリーがあるわけではないので、楽しい本というわけではないですが、小さい頃なら絵を見て、単語に慣れ親しむという使い方ができると思います。もう少し大きくなってから、この絵本に出てきた簡単な文章を書く練習してもらうといった使い方をしようと思っています。

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

この絵本は日本語訳も出ているのでご存知のかたも多いと思います。イラストが「はらぺこあおむし」を書いたエリック・カールなので、親しみやすい絵になっています

明確なストーリーはありませんが、Sight Word Readersよりは一文が長く、きちんとした中身があるので(ちょっと語弊がありますが)読み聞かせをしやすいです。また、この本はページが固い紙でできているので、少々乱暴に扱っても破れないこともありがたいです。日本語の本と合わせて読んでもよいかと思います。

エリック・カールの絵本は"Papa, please get the moon for me"、"The Very Hungry Caterpillar "、"From Head to Toe Padded Board Book"など、さまざまなものがあるので試してみてはいかがでしょうか。

The Cat in the Hat

ドクタースースをご存知でしょうか。ドクタースースは幻想的で奇妙奇天烈なキャラクターのデザインや、奇抜な色使いが特徴のアメリカの絵本作家で、"The Cat in the Hat"も彼の作品のひとつです。

1980年、児童文学の発展に大きく貢献したとして、ローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。さらには1984年、ピューリッツァー賞特別賞を受賞したという経歴を持っています。

彼の絵本は、絵が独特なだけではありません。詩人でもあったので韻の踏み方が面白く、読んでいて心地よいリズムの文章です。ただし、使われている英語が日本人にはあまり馴染みのない英語もあるため、読むのに少々苦労するかもしれません。

絵自体は非常に面白く、子どもの興味を引くことは間違いないので、そういう意味では大変おすすめの1冊です。

Where’s Spot?

背中のブチ模様がトレードマークのSpotを探す絵本です。「ドアのうしろかな?」「ピアノの中かな?」と、お母さん犬の"Sally"と一緒に、おうちの中でSpotをあちこち探して回ります。

この絵本は「コロちゃんはどこ?」というタイトルで日本語訳もされており、Spotシリーズはたくさん出版されています。しかけ絵本なので取り扱いには注意が必要ですが、子どもが興味を引くことは間違いなしです。文章も短く、基本的な言いまわしがたくさん出てくるので、英語を教えるにはもってこいだと思います。

In the Night Kitchen

あらすじは「真夜中に目を覚ましたミッキーが台所へおりていくと、パン焼き職人が働いていました。そしてミッキーは不思議な世界に入り込みます」。ニューヨークの風景と台所を重ね合わせ、漫画の手法も取り入れた楽しい絵本(amazonより抜粋)です。

ドクタースースの絵本のように文章が韻を踏んでおり、リズムが心地よく、読めば読むほど味が出てきます。ただし、英語の構文もフォーマルなものではなく倒置文などもあるので、リズムよく読めるようになるには少し練習が必要です。

Little Blue and Little Yellow

仲のよい青君と黄色ちゃんが主人公です。「ある日いつものように仲よく遊んでいたとき、青君と黄色ちゃんはぶつかってしまいました。すると何と驚いたことに合体してひとつの緑ちゃんになってしまいました。おうちに帰ろうとしたところ、どちらの親からも色が違うから、うちの子じゃないと言われてしまいます。さあ、どうなってしまうんでしょう…」という内容の絵本です。

作者はアメリカのレオ・レオニで、小学校2年生の国語の教科書に載っている「スイミー」が有名なのでご存知の方も多いと思います。非常にシンプルな絵ですが、わが家の子どもは好きでした。また、文章もやさしく読みやすいので、読み聞かせしやすい英語絵本だと思います。

Peppa Pig : Little Library

日本では「ペッパピッグ」という幼児向けアニメとして放送されているので、知っているかたも多いと思います。ここで紹介する絵本は手のひらに収まるサイズなので、子どもが手に持って読むことができますし、お出かけの際にも持っていきやすいのでとても便利です。

文章は短く、分かりやすい単語を使っているので読み聞かせしやすいです。英語アニメとあわせて見ると、子どもの興味をより引くことができます。

以上、わが家で読んでいる英語絵本の一部を紹介しました。このほかにもよい絵本はたくさんありますので、また機会をみて紹介したいと思います。

【筆者・自己紹介】
3歳4カ月と5歳11カ月の子どもを持つカルロスです。勉強ができれば子どもの将来の選択肢が広がるという考えのもと、子どもらしくのびのびと健やかに育てるだけではなく、いわゆる早期教育に妻と二人三脚で取り組んできました。少しずつ効果が出てきていて現在、2人の子どもは以下に示すところまでできるようになっています。

長男(6歳)
算数:小学校6年生までの算数は一通り終わっており、今は復習および習熟段階。
国語:6年生の漢字の読みができ、2年生の漢字まで書くことができます。
英語:ディズニー映画を字幕なしで読むことができます。
長女(3歳)
算数:繰り上がりのある足し算ができます。
国語:ひらがなの読み書きができます。
英語:アルファベットの読み書きができ、簡単な単語なら言えます。