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小学校受験を見極める

お受験の本質をどこまで理解していますか?

お受験の本質をどこまで理解していますか?

小学校受験ではペーパーテストのほかに、行動観察や運動など、中学受験以降には見られない課題が出されます。それはいったいなぜでしょうか。また、学校側は受験を通して子どものなにを見ているのでしょうか。本記事では、お受験の課題を通して何を見られるのか、家庭での向き合い方を中心に解説します。

小学校受験の本質

小学校受験をする、というと「まだ小さいのに、塾にばかり通って可哀想」といった意見や「親が見栄を張るために小学校受験をさせているのでは?」といった皮肉が届く場合があります。しかし、小学校受験をする家族にとっては、志望校が独自で展開する教育方針に賛同し、子どもの多感な時期をその小学校に託したいという、親としての一大決心なのです。

そして、小学校受験は、与えられた課題のなかで「人として当たり前のことを年齢相応に学ばせ、他人様の前でもきちんと発言ができる」という子育ての形を、学校側にどこまで示せるのか、という挑戦ではないでしょうか。

受験を通して自分の子育てをもう一度見直してみる

小学校受験では、年齢を超えた知能指数を、何らかの方法で測定することを意図していません。それよりも、家庭教育やしつけといった子育て全般を評価される機会となります。

つまり、お受験をきっかけとして、これまでの育児方法は果たして世間に通用するのか、といったことを見直す機会でもあります。いそがしく過ぎていく時間のなかで、子育てを見直すチャンスというのは、なかなか見つけられるものではありません。

実際、小学校受験という大きなきっかけがあったからこそ、冷静に見直せたという声も多いのです。さらに、合格を導けたときには、お子さんの将来のためにもなります。そして、親御さんにとっては合格までの道のりが、親としてのこれからの糧になるのです。そこにも、小学校受験の本質が隠れているのではないでしょうか。

お受験がなければ、子どもに学ばせることは少なかった

多くの親御さんが受験を終えて口をそろえておっしゃいます。小学校受験に挑戦したからこそ、日常生活のなかで子どもに多く語りかけ、読み聞かせをして、語彙力を高めてあげようと思えたわけです。

公立小学校に入学をするということであれば、とくに早期教育も幼児教室にも需要がなかったかもしれません。しつけやマナーについての重要性も、お子さんの年齢を考えるとまだ学ばせることもなかったかもしれません。日本の四季や文化、伝統などを、これほどまで深く学んだことはなかったのでは…という気持ちにもなるわけです。

小学校受験というのは、親子の絆や子育ての質などについて考えさせられる場面が何度も訪れます。そのなかで、ふだんは見過ごしてしまうことだったり、人として生きていくうえで必要なものだったりを、ひとつずつ身につけていくのです。そういった意味でも、小学校受験は、有意義な挑戦ではないでしょうか。

お受験で必要なのは当たり前のことばかり

結局、小学校受験では何が問われるのか?

それは、家庭生活のあり方や親御さんの教育方針です。お受験の面接でも、子どもは見たまま、感じたままを正直に答えます。そう考えると、とても重要で当たり前のことを、5歳という年齢で披露するチャンスという見方もできます。

しかしながら、人間にとって一番難しいことは「当たり前のことをする」ことかもしれません。こと、小学校受験においてはそのことを痛感する親御さんが非常に多いです。教える側も、ペーパーテストのテクニックは教えられても、その子の生活習慣を変えることはできません。そこに必要なのは、親御さんの家庭での教育方針なのです。

「子育てについて、夫婦でこんなに話し合ったことはない」という感想を漏らしている方がおられました。お受験というものは、それほど親子で挑む価値のあるものなのです。

また、子どもにとっても、受験までの一定期間は、子どもなりに努力をすることになります。お友だちが遊んでいる時間帯に、ペーパーテストの見直しをし、苦手にならないように巧緻性のお稽古をします。そして、志望校に入学できた暁には、「当たり前のことをする」努力のすべてが生きてくるわけです。

お受験という大きな目標に向かう意義

お受験の準備期間中に、子どもは多くの常識やマナーを学びます。獲得した知識や巧緻性における技能は、これからの長い人生のなかで役に立つことばかりです。

各家庭の考え方を反映しながら、常識を守れる子どもに成長できるきっかけが、小学校受験だと考えます。

「お受験の本質は?」と問われたとき、「家族一丸となって、子どもに年齢相応のマナーや常識を学ばせることができた」ことが本質である、と答えるのが適当だと思います。お受験には合否が関わりますが、受験準備期間の軌跡こそ、生涯に一度の貴重な経験となるでしょう。

小学校受験を決断することは、お子さんにとって最初に迎える節目になります。合格に導くため、家族全員が同じ方向を向ける、非常に有意義な時間がそこに流れるのです。お子さんを愛し大切に思うからこそ、将来を見すえて小学校受験の道を選ぶとことは、とても素敵な選択だと思います。

ぜひとも、小学校受験への挑戦を通して育児や教育を見つめなおし、小学校入学後も引き続いて、子どもを導けるような育て方ができるようにチャレンジしてください。