小学校受験で問われる力は、ペーパーから運動、お友だちとのかかわり方や常識など多岐にわたります。家庭での教育も万全にしつつ、幼児教室など専門家のサポートを借りた方が、合格の可能性は高いでしょう。 それでは、幼児教室にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。この記事では、気になる小学校受験対策の幼児教室の費用について解説します。
幼児教室の費用はどのくらいかかる?
幼児教室のお月謝は、1時間数千~1万円程度が相場のようです。直前期以外は週に1回程度通うとすると月1万5,000~4万円というところです。
そのほかに、年長の1年は、何回か模試を受けることをおすすめします。小学校受験では、大勢のお友だちと一緒に受験するため、模試の場で場慣れしておくことが重要だからです。
模試の費用は、1回1万円程度が多いでしょう。
夏休みや直前期には、夏期講習や直前期講習も受けましょう。子どもの吸収力は計り知れないものがありますので、夏休みや直前期にびっくりするくらい伸びることがあります。
塾代以外には何の費用がかかる?
お受験の洋服代も考えておきましょう。まず、夏には学校説明会に親子で参加しますので、親は夏物のお受験スーツ、お受験バッグ、レインコート、傘入れなどが必要です。
子どもも夏用のスーツ、ワンピース、革靴、カバンなどが必要になります。
秋の本番では、半袖では寒いですので、親子それぞれに、秋冬ものの同様のワードローブが必要です。
お受験用のワードローブはきちんと感も大事ですので、あまり安いものは避け、親子で20万円前後はみておきましょう。
自宅学習として、問題集や知育玩具、文房具などをそろえる必要があるので、こちらは数万円の予算を取っておきます。
また、受験に際しては、受験校に考査料を支払う必要があります。だいたい、1校あたり3万円です。滑り止めを考えると3~4校ほど受験するのがおすすめです。
人気校は11月1日に試験日が集中しますので、実質それ以上の併願は難しいかもしれません。
結局トータルでいくらかかるの?
何歳から始めるのか、どれくらいの頻度で通うのか、親は自宅学習にどれだけかけられるのかにもよります。年少から始めた親子だと、トータル300万円かかったという場合もありますし、年長からはじめて最低限の塾通いと、自宅での親が教える過去問対策の併用で、合計50万円ですんだという場合もあります。
いくら費やせば受かるかということは、一概には言えませんが、学校の難易度、子どもの性格、受験校と子供との相性に左右されるでしょう。「三つ子の魂100まで」といいますが、幼稚園の子どもでも、それぞれの個性は確実に存在します。例えば、ペーパーは得意だけれど運動は苦手という女の子の場合、ペーパーの配点が高い雙葉や聖心女子などを志望校にして、ペーパーは自宅で親がみつつ、体操は塾でという方法で予算をおさえて効率的に受かるという方法もあるかもしれません。
最後に
小学校受験の塾の費用は決して安価なものではありません。ですが、幼児期の子どもの吸収力には舌を巻くものがあります。この時期に教わったことは、志望校の合格にはもちろん、子どもの伸び力の素地として、きっと役に立つことでしょう。