自立した優しい女性に娘を育てたい親御さんに人気の、キリスト教系女子校。そのなかでも、雙葉小学校や白百合小学校、聖心女子学院と並び人気の高い小学校に、立教女学院小学校があります。この記事では、立教女学院小学校の特色や、お受験に成功するために知っておきたい知識について説明します。
立教女学院小学校の特徴
立教女学院の特色として、キリスト教主義に基づいて、健康で明るい子、健康で柔らかいバランスのとれた子、進んで行動する子を育てようとする教育方針があります。自主性を持ちつつ、キリスト教の愛の理念に基づき、まわりの人を気づかえる女性の育成を目指します。
設備面では、アーチ形の美しい図書館に2万冊以上の蔵書を有し、子どもたちが自然に本に親しめるような環境となっています。
交通アクセスは、中央線西荻窪駅からバス10分、京王井の頭線三鷹台駅から徒歩2分と都心からも比較的アクセスのよい環境となっています。
立教女学院小学校の受験情報
女子のみ72名の定員を募集しています。
入試は、毎年11月2日に実施されており、いわゆる「1日校」ではないので、人気校とバッティングせず併願もしやすい日程となっています。合格発表は11月4日、入学手続きは翌日となります。
受験内容
ほかの有名女子校と同様に、ペーパーテストの比重が大きく、問題も比較的高度なものが出題されます。オーソドックスな問題のほかに、応用問題も出題されますので、丁寧な準備が必要です。問題集を繰り返し解き、弱点をなくすようにしっかりと復習を行っていきましょう。
付属の立教女学院中学校の受験偏差値があがりつつあるので、学力を重視する傾向があり、12~13枚の問題量が出題されます。
記憶、図形、数、言語、常識などのほか、季節の行事や料理などの文化的な教育が施されているかも見られるので、親子でしっかり対話や教育をしていく必要があります。
ペーパーのほかには、手先の巧緻性を問うようなひもを結んだり、通したり、積み木や瓶のふたなどの立体を構成するような作業、パズルなどが出題されます。ハサミや箸を使うような制作作業も出題されるので、上手に扱えるように家庭で訓練しておきましょう。
体操は、指示をよく聞いて、マット運動、なわとび、ボール遊びなどの科目が出題されます。オーソドックスなものですが、指示を聞いて、あせらず行動ができるような慣れが必要といえます。
面接では、面接官2名と、受験者と保護者が同時に面接します。両親と子どもの日常の関わり方を問うような質問、なぜ女子校を選んだのか、なぜ立教女学院なのかというような質問がされます。
また、子どもには、名前や好きな遊び食べ物、友だちのこと、家庭でお手伝いをするかどうかなどが問われます。
最後に
立教女学院小学校の特色やお受験情報についてご紹介しました。キリスト教のもと、のびやかにお嬢様を育てたいご家庭は、ぜひ立教女学院にチャレンジしてみてください。