筑波大学付属小は、小学校お受験の最高峰といっても過言ではないほど、入学が難しい人気校です。国立小学校はレベルが高いですが、私立と異なり費用がリーズナブルであることから、幅広い層の子どもたちが受験します。筑波大付属小の特徴やお受験の内容について説明します。
筑波大付属小学校の特色
筑波大付属小学校は、丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩5分程度のロケーションにあります。茗荷谷駅には、ほかの国立小学校もあり、都心としては落ち着いた緑豊かなエリアとなっています。
筑波大附属小学校の出身者の多くは、筑波大附属中高に進学することになりますが、エスカレーター式で進学できるわけではないので、小学校お受験に成功したあとも、継続的に努力を重ねていく必要があります。
小学校から中学校への進学率は全体の80%程度ですが、さらに高校まで進学できる子どもはその80%となります。つまり、小学校から高校まで進学できる子どもは全体の6割強となります。
筑波大附属小学校の入試情報
筑波大小学校には学校説明会がありませんが、過去の傾向からお受験情報は分析可能です。筑波大付属小学校の受験者数は日本一といわれています。
まず、一次抽選で当選した子どものみが考査を受けることができます。難関の考査を合格した子どもたちを、さらに三次考査として抽選で絞り込むので、かなりシビアな試験であるといえます。
定員は男女各64人ですが、受験者は男児のほうが多いので、女児のほうが倍率としては有利です。とくに抽選については、単純倍率として有利に働きます。
考査は、月齢を考慮して行われます。4~7月、8~11月、12~3月の3グループに分けられ、早生まれの子どもが不利にならないように配慮されています。
考査は、ペーパー試験として、毎年お話の記憶と図形が出題されています。問題数に比して試験時間が短いので、高度な処理能力が求められます。運動考査では、毎年クマ歩きが出題されます。
最後に
超難関の筑波大学附属小学校ですが、もし入学できれば優秀な子どもたちと切磋琢磨できる環境が待っています。ぜひチャレンジしてみてくださいね。