都心から離れない場所でありながら、井の頭公園など緑も豊かな人気エリア・吉祥寺に位置する成蹊小学校は、古くから多くの受験生の支持を集めています。成蹊小学校とはどのような学校で、受験対策はどのように進めたらよいのでしょうか。
成蹊小学校の特色
成蹊小学校には700名強と多くの生徒が在籍しており、男女比は約半分です。系列校として、成蹊中学・高等学校、成蹊大学があり、内部進学率は高めです。
教育理念として、「個性の尊重」、「品性の陶冶」、「勤労の実践」、「指定の心の共鳴」「自奮自発の精神の涵養」の5つをかかげています。
この方針のなかで、勉強ばかりに追われるのではなく、それぞれの個性に着目した教育を目指しています。例えば、成蹊小学校では土曜日の授業はなく、子どもの自由な時間を大切にしています。また、日記指導や「凝念」とよばれる瞑想を取り入れて、子どもが自分の内部と対話ができるように指導がなされています。
また、1年を通してさまざまな学校行事が行われており、自然や仲間と親しみながら学校生活を送ることができます。
受験情報
募集人数は112名で、男女半数ずつになります。
願書は小学校の事務室で、9月初めから10月初旬まで配布され、郵送で10月1日~3日の間に提出します。
入試日は11月1日の午前(男子)・午後(女子)と、2~4日の1日となり、保護者面接は11月2日~4日の1日となります。合格発表は、保護者面接の翌日である11月5日の夕方です。
面接は保護者のみで10分くらいとなりますので、「なぜわが子を成蹊小学校にいれたいのか」、「日ごろどのように子育てをしているのか」を語ることができるよう、しっかり準備しておきましょう。
子どもの受験内容は、ペーパー、制作、運動、行動観察などになります。
2018年度入試の倍率は、男子が5.4倍、女子が4.9倍でした。ある程度難関校ですので、きちんと対策して臨みましょう。
最後に
武蔵野の大地で、子どもを伸び伸びと個性豊かに育てたいご家庭は、成蹊小学校にぜひチャレンジしてみてください。