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ひらがなよりも簡単?漢字を覚えて子どもの可能性を広げよう

国語の早期教育:漢字の教え方

国語の早期教育:漢字の教え方

2歳からわが子に早期教育を実践しているカルロスさん。6歳になる息子さんは既に小学校6年生までに習う漢字が読めるとか。そこで本記事では、カルロスさんに漢字学習の取り組み方を教えてもらいました。

ひらがなより漢字の方が簡単?

みなさんは子どもの頃、いつから漢字を習い始めましたか?思い出すまでもなく、漢字を習うのは小学1年生からです。「漢字はひらがなやカタカナと比べて画数が多いから、どう考えたってひらがな、カタカナよりも先にわかるわけない。」ほとんどの人がそう考えていると思います。ですが、本当に漢字を覚えることは難しいでしょうか。子どもの気持ちになるのは難しいかもしれないので、我々が新たに外国語を学習することを想像してみましょう。

ハングルとアラビア文字

例えばここに新しく学習する外国語として、2つの選択肢があるとします。ひとつはアラビア文字、かたやハングルとします。どうでしょう、どちらの方が取り組みやすそうだと思いますか?私ならハングルです。ハングルとアラビア文字は、かなり形が違いますよね。まあ、それは当たり前です、異なる言語ですから。ですが、私がハングルを選んだのには明確な理由があります。

ハングルはほとんど直線で文字が構成されているのに対し、アラビア文字はくねくねと曲がりくねった線で構成されているからです。どうでしょう、くねくねと曲がりくねったアラビア文字は取っつきにくそうではないですか。覚えるのが大変そうだと感じませんか。

では、最初のお題に戻りましょう。漢字はひらがなよりも本当に難しそうですか。漢字とひらがなをよく見比べてみてください。もう私のいいたいことが想像つきますね。漢字の方がひらがなと比べて、圧倒的に直線で構成されていることにお気づきになるかと思います。そうです。実は画数の少ない小学校低学年で習う漢字は、ひらがなよりも取っつきやすいという特徴があります。

子どもは直線が書きやすい

ここで、子どもの成長、特に手指の使い方の発達について考えてみてください。みなさんのお子さんは鉛筆を持った後、最初に何を書いたでしょうか。そう、まずは直線です。お絵かき帳に書くのは、グシャグシャっとした直線のかたまりではなかったでしょうか。成長して、少し腕や手を自由に動かせるようになってはじめて、曲線、次に円が書けるようになっていきます。というわけで、幼児がひらがなを学ぶ前に、漢字を習得するのはとても自然なことで、難しいことではありません。実際、漢字教育をうたっている幼稚園は全国にあります。

就学前に漢字を学ぶ理由

では、なぜ漢字を小さいころから学んだほうがいいのでしょうか。その理由は、ちょっと背伸びをした本を読むことへの抵抗が薄まるからです。未就学児の段階から小学生が読むような本(もちろん漫画でも)を読むことができれば世界が広がります。

わが家の場合、長男は星が好きで関係する本をよく読んでいるのですが、漢字が読めるようになってからは、難しい漢字が書いてある図鑑のような本でも、とくに嫌がりもせず積極的に手に取るようになりました。もちろん、文章を全部読んでいるわけではなく、自分の興味がある写真を中心に見ているのですが、「漢字があるから」といって、本を読むのを躊躇することはなくなりました。

意味のわかる漢字を教えることが大切

とはいえ、未就学児への漢字教育に対する批判があることはわかります。いたずらに難しい漢字、例えば常用漢字ではない漢字を知っていたところで何の意味もないと思います。「薔薇(ばら)」、「鼠(ねずみ)」、こんな漢字が読めれば感心されるかもしれませんが、社会生活を営むうえにおいては、あまり意味はないですよね。

ほかには「政治」「経済」というような未就学児には到底分からない概念の漢字も、読めたところで意味はないでしょう。したがって、漢字を教えるとはいっても、未就学児にも意味のわかる、やさしい常用漢字を親が選んで教えてあげることが大切です。それを踏まえたうえで、お子さんに漢字を教えてみませんか。きっとお子さんの成長に役に立つはずです。

わが家の教え方

では、どのように漢字を教えていけばよいでしょうか。ひらがなを習得する方法として効果的なのは絵本の読み聞かせなので、漢字かな混じりの絵本の読み聞かせをしたいところです。しかしながら世の中の仕組みとして、漢字かな混じりの本は基本的には小学生向けの内容の本、いわゆる児童書しかありません。未就学児にとっては内容が若干高度ですし、絵よりも字が占めるスペースの方が多く、未就学児が興味を持つような本ではないのです。

ですが、諦めてはいけません。じつは、未就学児向けの漢字かな混じりの教材はちゃんと世の中に存在します。それは、「石井式漢字絵本(石井式国語教育研究会)」です。

「石井式漢字絵本」と「かんじのぼうけん」

「石井式漢字絵本」は、教育学博士である石井勲氏の40年にわたる実践教育から生まれた石井式漢字教育法の教材です。「幼児期の言語教育こそが人間の知能を決定する働きをし、能力を大きく飛躍させる鍵となる」という信念に基づいているそうです。

わが家ではこの「石井式漢字絵本」を使って漢字を教え始めました。早速中身を紹介してみます。絵本なので、期待通り未就学児が興味を持ちやすいように、字よりも絵の方に多くのスペースを割いており見やすいです。また、絵本自体もA4よりも少し大きいサイズになっており、普通の絵本の中では大きめの部類に入ると思います。

中身はというと、昔ながらの古典的な内容で、「花咲か爺さん」、「一寸法師」、「浦島太郎」といった、おなじみのラインナップになっています。絵のタッチは石井氏がかなり高齢ということもあってか古めかしいタッチなので、もしかしたら好みではないお子さんもいらっしゃるかもしれません。

そんなお子さんには、絵本業界では非常に有名な五味太郎氏の「かんじのぼうけん(1) にんべん」、「かんじのぼうけん(2) さんずい」(いずれも旺文社)はいかがでしょうか。五味太郎氏も若いわけではないですが、今のお子さんが好んで読むような絵本に近いのではないかと思います。息子はどちらの絵本も好きでしたが、どちらかといえば、五味太郎氏の絵本の方が好きでした。

漢字を書く学習について

漢字を読むことに関しては漢字絵本で対応できるのですが、書く方はどうでしょうか。こちらに関しては、今のところ適切な教材が見つかっていません。そこで、わが家ではひらがなの書き方を教えたときと同じく、自作のプリントをMicrosoftのPowerPointでつくりました。

A4用紙の中央に漢字を大きく白抜きで書いてなぞれるようにし、漢字の横にその読み方と漢字を表す具体的な絵を挿入しました。もちろん、絵は子どもが興味を持つような絵で、可能ならばお子さんが一度見たことがあるような絵にしたほうが興味を持つので好ましいです。

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おわりに

息子は現在年長ですが、漢字は3歳くらいから始め、今では読みだけなら小学6年生の漢字まで終わっていて、書きは小学2年生までが終わっています。小学生のように漢字テストを頻繁にするわけではないので、習得した範囲が完璧なのかといわれると、実際のところどこまで抜けがないのか正確なところは分かりません。ただ、街中にあふれている看板や、小学生が読むような本については「これ何て書いてあるの」と聞くと、大体正確に答えるまでにはなっています。

また、最初に書きましたが、小学校中学年向けくらいの本であればひとりで勝手に読んでおり、親の読み聞かせは完全に卒業しています。科学好きなので、「科学漫画サバイバルシリーズ」(朝日新聞出版)に、はまっています。この本は勉強の要素がありつつも、絵で楽しむ要素も大きいので小学生には大変人気があるようです。

漢字は幼児でも容易に学ぶことができます。習得できると子どもの世界が一気に広がります。皆さんも子どもの漢字学習を試してみてはいかがでしょうか。

<自己紹介>
3歳4カ月と5歳11カ月の子どもを持つカルロスです。勉強ができれば子どもの将来の選択肢が広がるという考えのもと、子どもらしくのびのびと健やかに育てるだけではなく、いわゆる早期教育に妻と二人三脚で取り組んできました。少しずつ効果が出てきていて現在、2人の子どもは以下に示すところまでできるようになっています。

長男(6歳)
算数:小学校6年生までの算数は一通り終わっており、今は復習および習熟段階。
国語:6年生の漢字の読みができ、2年生の漢字まで書くことができます。
英語:ディズニー映画を字幕なしで読むことができます。
長女(3歳)
算数:繰り上がりのある足し算ができます。
国語:ひらがなの読み書きができます。
英語:アルファベットの読み書きができ、簡単な単語なら言えます。